アイ・イー・サービス株式会社 |
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エアードライヤの選択について
分離の方法について
圧縮空気中から水蒸気を除去するのは、次の3つが主な方法です。
それぞれに特徴があるので、用途に合わせて選択します。
@膜式エアードライヤ 「膜式エアードライヤ」 ← クリック
A冷却式エアードライヤ 「冷却式エアードライヤ」← クリック
B吸着式エアードライヤ
詳細はお問い合わせください。
分離の原理および特徴
@膜分離法
原理
一般に中空糸膜を使用し、圧縮空気中の水蒸気を除去します。
中空糸膜の水蒸気透過が、酸素や窒素と比較して著しく早いことを利用して
濃度と圧力差を利用して水蒸気を除去します。
特徴
・少量から対応可能。小型かつ安価です。ユースポイントで使用でき各種計測器や
精密工作装置や電磁弁保護に最適です。
・電源不要なので、防爆使用に適しています。
・膜式なのでク、リーンエアー供給に適しています。
・パージ空気が必要のため、20〜30%の空気のロスが生じるのでコンプ
レッサーの能力を考慮する必要がある。
A冷却式ドライヤ
原理
コンプレッサーにより作られた圧縮空気は、断熱圧縮により温度が上昇しかつ
加圧時の露点は下がります。
そこで冷えた空気を冷却器に送り、温度が上昇した圧縮空気と熱交換を行いま
す。冷却された圧縮空気中の飽和以上の水蒸気は水滴に変わり、油滴と共に
凝縮しドレンとして外部に排出します。
乾燥空気により、配管中での結露防止や各種計装器を保護します。
特徴
・パージ空気のロスがなく、大流量に向いている。
・-17℃程度の大気圧露点のため、低露点が必要な場合は使用できない。
B吸着式ドライヤ
原理
圧縮空気は三方弁により [吸着塔1] に導入され、乾燥した空気になって
空気出口から排出されます。
この時、乾燥空気の一部がパージ空気調整弁を通り [吸着塔2] に入り
吸着材を乾燥させ、パージ空気排出口より排出されます。
この操作を、吸着塔1と2で交互に繰り返す事により吸着材を自動再生させな
がら、連続して乾燥空気を取り出します。
特徴
・乾燥した圧縮空気を利用して吸着剤を乾燥させる自己再生方式なのでヒーター不要です。
・水分が気化され除去されるので、排出すべき廃液がありません。
・オプションで、屋外仕様、高圧仕様(4.9Mpa)の製作が可能です。
詳細はお問い合わせください。最も適した製品をご提案いたします。
下記の希望仕様をお知らせください。
確認項目 |
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最大使用流量 | 最大使用圧力 |
常用使用圧力 | 必要露点 |
クリーン度の要求の有無 | 防爆の必要性 |
配管途中の挿入 | 設置場所の状況(周囲温度等) |
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