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軟水樹脂とは
イオン交換樹脂とは
三次元的な網目構造をもつ高分子(主にポリスチレン)にイオン交換を行うイオン交換基
を有する樹脂です。
陽イオン交換基(カルボン酸ーCOOーH+等)や陰イオン交換基(四級アンモニウム
ーNR3+OHー等)により、溶液中の金属イオンを選択吸着しイオン交換基のイオンを放
出します。
軟水装置(再生型軟水樹脂)に使用しているイオン交換樹脂とは
今回紹介する軟水装置に使用する軟水樹脂は、Na形イオン交換樹脂を使用します。
Na形イオン交換樹脂は、低濃度の溶液中ではイオン価の高いCa2+やMg2+を吸着し
Na+を放出します。
高濃度のNa+溶液中では、Ca2+やMg2+を放出しNa+を吸着します。この吸着と放出を
利用した装置が軟水装置(再生型軟水樹脂)です。
軟水の効果
スケールの防止
硬水成分は水が蒸発した後に白く硬いスケールになるため、伝熱性の低下と器具の故
障の原因になります。
軟水にすることにより、ボイラーの熱伝達向上や機械のノズルを、このスケールから守りま
す。
洗浄力の向上
硬水は石けんと結合して金属石けんになるため、泡立ちが少なく洗浄力も低下します。
軟水により洗剤の洗浄力が向上します。
煮物やお茶のおいしさの向上
硬水では、味覚および香気成分が硬度成分により抽出されず、味や香りを低下させます。
また色の成分も硬度成分により影響し変色します。
軟水により本来食品の持つうまみや香りを引き出されます。
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