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膜式エアードライヤー使用例
膜式エアードライヤーは、圧縮空気の水分を気体分離膜により効率よく分離します。
大きな特徴としては、少量の圧縮空気の除湿には冷却式等のエアードライヤーと比較して
小型軽量であることにより、新たなニーズが生まれています。
(ただし、常時パージ空気が全処理量の15〜30%程度必要です)
電磁弁の保護
精密測定装置等には、小型コンプレッサーと制御用電磁弁が多く使用されている。圧縮空気を
直接使用して、装置を休止した時には電磁弁内で水蒸気が水滴に変わり弁に付着して動作不
良を起こしていた。
小型膜式エアードライヤーの開発により、装置内にドライヤーを設置でき、装置休止時に電磁弁
内で結露がなくなり装置トラブルが減少した。
また、電磁弁内のO-リングは、-20℃以下になるとシール不良を起こす。この露点管理もパージ
空気比率により調整でき、状況に併せて仕様を変えられる特長をもつ。
配電盤内の冷却
精密加工装置には外部に制御基盤を有している。制御基盤内はIC等により発熱し高温になる。
あまり高温になると誤動作の可能性があり冷却する必要がある。
冷却空気を入れる方式もあるが、工場内には圧縮空気用配管があり、この圧縮空気を冷却空気
に利用する方式もある。
ここで、圧縮空気を使用した場合には、基盤上に水滴が付着しないように管理する必要があり、膜
式エアードライヤーが使用される。
オゾン発生装置の供給ガス処理
オゾン発生は電極にエネルギーを掛け空気中の酸素をオゾンに変える。この時に、水蒸気が多いと
効率よくオゾンが発生しない。
空気中から水蒸気を除去した空気を入れることにより、効率ろくオゾンを発生させることができる。
レーザー加工
レーザー加工に用いられる空気に水蒸気を多く含むと、レーザーの出力を低下させるため乾燥空気
を用いる必要がある。
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